🖥️ Node-RED Windows 11 インストールガイド
このガイドでは、Windows 11にNode-REDをインストールする手順を、初心者の方でも迷わないように詳しく説明します。
📋 このガイドの対象環境
OS: Windows 11(Windows 10でも同様の手順で動作します)
Node.js: v24.x LTS(2025年1月時点の推奨)
Node-RED: v4.x
📦 0. 事前準備と確認事項
🔧 必要な環境
💻
Windows 11/10
64ビット版を推奨
💾
空き容量 500MB以上
Node.js + Node-RED
📊 インストールの流れ
① Node.js インストール
→
② npm で Node-RED導入
→
③ Node-RED 起動
→
④ ブラウザで アクセス
💡 Node.jsとは?
Node.jsは、JavaScriptをパソコン上で実行するための環境です。Node-REDはNode.js上で動作するため、まずNode.jsのインストールが必要です。Node.jsをインストールすると、npm (Node Package Manager)というツールも一緒にインストールされます。npmを使ってNode-REDをインストールします。
📥 1. Node.jsのインストール
💡 2つのダウンロード方法
Node.jsは以下の2つの方法でダウンロードできます。初心者の方には方法A(直接ダウンロード) をお勧めします。
方法A: 直接ダウンロード(推奨・簡単)
📋 方法B: 公式サイトからダウンロード(クリックで展開)
Node.js公式サイトにアクセス
https://nodejs.org/en を開きます。
「Get Node.js®」ボタンをクリック
トップページの「Get Node.js®」ボタンをクリックすると、ダウンロードページに移動します。
バージョンを選択
ダウンロードページ上部のドロップダウンメニューで 「v24.x.x (LTS)」 が選択されていることを確認します。
※ デフォルトでLTS版が選択されています
インストール方法を選択
ページには複数のインストール方法が表示されます。Windows初心者の方は、ページ下部の 「Prebuilt Installer」 セクションから .msi ファイルをダウンロードしてください。
💡 LTS版を選ぶ理由
LTS(Long Term Support)版は、安定性が高く、長期間サポートされるバージョンです。最新機能版(Current)より安定しているため、初心者の方にはLTS版を強くお勧めします。
2
インストーラーを実行
ダウンロードした node-v24.13.0-x64.msi ファイルをダブルクリックして実行します。
📁
ダウンロードフォルダにある .msi ファイルをダブルクリック
3
インストールウィザードに従う
表示されるウィザードに従ってインストールを進めます。基本的にはデフォルト設定のまま「Next」をクリックしていけばOKです。
Welcome画面: 「Next」をクリック
License Agreement: 「I accept...」にチェックして「Next」
Destination Folder: そのまま「Next」(インストール先を変更したい場合は変更)
Custom Setup: そのまま「Next」
Tools for Native Modules: チェックは入れなくてOK (後から必要に応じてインストール可能)
Ready to install: 「Install」をクリック
⚠️ 管理者権限のダイアログ
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というダイアログが表示されたら、「はい」をクリックしてください。
4
インストール完了を確認
「Completed」と表示されたら「Finish」をクリックしてインストール完了です。
確認作業: PowerShellまたはコマンドプロンプトを開いて、以下のコマンドを実行してバージョンを確認します。
コピー
PS C:\Users\YourName> node --version
v24.13.0
PS C:\Users\YourName> npm --version
11.3.0
💡 PowerShellの開き方
キーボードで Win + X を押す
表示されたメニューから「ターミナル」または「Windows PowerShell」を選択
または、スタートメニューで「powershell」と検索して開くこともできます。
✅ Node.jsのインストール完了!
バージョン番号が表示されればNode.jsのインストールは成功です。次はNode-REDをインストールしましょう。
🔴 2. Node-REDのインストール
1
PowerShellを開く
PowerShell(またはコマンドプロンプト)を開きます。管理者権限は不要です。
2
Node-REDをインストール
以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
コピー
npm install -g --unsafe-perm node-red
📌 コマンドの意味
npm install - npmを使ってパッケージをインストール
-g - グローバルインストール(どこからでも使えるようにする)
--unsafe-perm - 権限関連の問題を回避するオプション
node-red - インストールするパッケージ名
3
インストール完了を待つ
インストールには数分かかることがあります。進行状況が表示され、最後に以下のようなメッセージが表示されれば成功です。
added XXX packages in XXs
⚠️ WARN メッセージについて
インストール中に「WARN」(警告)メッセージが表示されることがありますが、多くの場合は問題ありません。「ERR!」(エラー)が表示されなければ成功です。
✅ Node-REDのインストール完了!
これでNode-REDがインストールされました。次は実際に起動してみましょう。
🚀 3. Node-REDの起動と確認
1
Node-REDを起動
PowerShellで以下のコマンドを実行します。
コピー
node-red
起動すると、以下のようなメッセージが表示されます。
Welcome to Node-RED
===================
XX Jan XX:XX:XX - [info] Node-RED version: v4.1.x
XX Jan XX:XX:XX - [info] Node.js version: v24.13.0
XX Jan XX:XX:XX - [info] Windows_NT 10.0.22631 x64 LE
XX Jan XX:XX:XX - [info] Loading palette nodes
XX Jan XX:XX:XX - [info] Settings file : C:\Users\YourName\.node-red\settings.js
XX Jan XX:XX:XX - [info] Context store : 'default' [module=memory]
XX Jan XX:XX:XX - [info] User directory : C:\Users\YourName\.node-red
XX Jan XX:XX:XX - [warn] Projects disabled : editorTheme.projects.enabled=false
XX Jan XX:XX:XX - [info] Flows file : C:\Users\YourName\.node-red\flows.json
XX Jan XX:XX:XX - [info] Creating new flow file
XX Jan XX:XX:XX - [info] Server now running at http://127.0.0.1:1880/
XX Jan XX:XX:XX - [info] Starting flows
XX Jan XX:XX:XX - [info] Started flows
📌 重要なポイント
Server now running at http://127.0.0.1:1880/ が表示されればOK
このウィンドウは閉じないでください (閉じるとNode-REDが停止します)
2
ブラウザでアクセス
Webブラウザ(Edge, Chrome, Firefoxなど)を開き、アドレスバーに以下のURLを入力してアクセスします。
コピー
http://localhost:1880
または、以下のリンクをクリックしてください。
🔴 Node-REDエディタを開く
3
エディタ画面を確認
🎨
Node-REDエディタ画面
左側: ノードパレット / 中央: フローエディタ / 右側: 情報パネル
この画面が表示されれば、Node-REDのインストールと起動は成功です!
🎉 おめでとうございます!
Node-REDが正常に起動しました。これで、ビジュアルプログラミングを始める準備が整いました!
🛑 Node-REDを停止するには
Node-REDを停止するには、起動したPowerShellウィンドウで Ctrl + C を押します。
✨ 4. 初めてのフロー作成
Node-REDが起動できたら、簡単なフローを作成して動作を確認してみましょう。
1
Injectノードを配置
左側のパレットから 「inject」 ノード(水色)を中央のキャンバスにドラッグ&ドロップします。
2
Debugノードを配置
同様に 「debug」 ノード(緑色)をキャンバスに配置します。
3
ノードを接続
Injectノードの右側の丸い端子から、Debugノードの左側の端子にドラッグして線で接続します。
💉 inject
―――→
🐛 debug
4
デプロイ
右上の 「デプロイ」 ボタン(赤いボタン)をクリックして、フローを有効化します。
5
フローを実行
Injectノードの左側にある四角いボタンをクリックすると、メッセージが送信されます。
右側のデバッグタブ(虫のアイコン)に、タイムスタンプが表示されれば成功です!
💡 このフローの動作
Injectノード: ボタンをクリックするとメッセージを送信
Debugノード: 受け取ったメッセージをデバッグパネルに表示
これが Node-RED の基本的な動作です。様々なノードを組み合わせて、より複雑な処理を作成できます。
⚙️ 5. 自動起動の設定(オプション)
Windows起動時にNode-REDを自動的に起動したい場合は、タスクスケジューラを使用します。
📋 タスクスケジューラでの設定方法(クリックで展開)
タスクスケジューラを開く
スタートメニューで「タスク スケジューラ」と検索して開きます。
「タスクの作成」を選択
右側のメニューから「タスクの作成...」をクリックします。
全般タブの設定
名前: Node-RED
「ユーザーがログオンしているときのみ実行する」を選択
トリガータブの設定
「新規」をクリック
「タスクの開始」を「ログオン時」に設定
「OK」をクリック
操作タブの設定
「新規」をクリック
操作: 「プログラムの開始」
プログラム/スクリプト: C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\npm\node-red.cmd
「OK」をクリック
タスクを保存
「OK」をクリックしてタスクを保存します。
⚠️ 注意
<ユーザー名> の部分は、実際のWindowsユーザー名に置き換えてください。
📋 PM2を使用した方法(上級者向け)
PM2はNode.jsのプロセスマネージャーで、自動再起動などの機能を提供します。
コピー
# PM2をインストール
npm install -g pm2
# Node-REDをPM2で起動
pm2 start node-red
# Windows起動時に自動起動を設定
pm2 startup
pm2 save
PM2の詳細は PM2公式サイト を参照してください。
🔧 6. トラブルシューティング
症状
原因
解決方法
node コマンドが認識されない
Node.jsのパスが環境変数に設定されていない
コマンドプロンプトを一度閉じて再度開く
それでも直らない場合はPCを再起動
npm コマンドでエラーが発生
ネットワーク接続の問題、またはnpmキャッシュの破損
npm cache clean --force を実行後、再度インストール
Node-REDが起動しない
ポート1880が他のアプリケーションで使用中
node-red -p 1881 で別のポートで起動
ブラウザでアクセスできない
ファイアウォールでブロックされている
Windowsファイアウォールの設定でNode.jsを許可
「EACCES」エラーが表示される
権限の問題
管理者権限でPowerShellを開いて再実行
日本語が文字化けする
コンソールの文字コード設定
PowerShellで chcp 65001 を実行してUTF-8に変更
🔍 Node-REDのログを確認する方法
問題が発生した場合、ログを確認すると原因がわかることがあります。
起動時のログ
Node-REDを起動したコンソールにログが表示されます。
ユーザーディレクトリの場所
Node-REDの設定ファイルやフローは以下の場所に保存されます:
C:\Users\<ユーザー名>\.node-red\
このフォルダには以下のファイルがあります:
flows.json - 作成したフロー
settings.js - Node-REDの設定ファイル
package.json - インストールしたノードの情報
🗑️ 7. アンインストール方法
Node-REDやNode.jsをアンインストールする場合は、以下の手順に従います。
📋 アンインストール手順(クリックで展開)
Node-REDのアンインストール
コピー
npm uninstall -g node-red
Node.jsのアンインストール
「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
「Node.js」を検索
「アンインストール」をクリック
ユーザーデータの削除(任意)
作成したフローなどのデータを完全に削除する場合:
コピー
# ユーザーデータフォルダを削除
Remove-Item -Recurse -Force $env:USERPROFILE\.node-red
⚠️ 注意
ユーザーデータを削除すると、作成したフローやインストールしたノードがすべて削除されます。必要な場合は事前にバックアップを取ってください。
📚 8. 次のステップ
Node-REDのインストールが完了したら、以下のリソースで学習を進めましょう。
🎓 学習リソース
📦 おすすめの追加ノード
Node-REDのパレットマネージャー(右上メニュー →「パレットの管理」)から、以下のノードをインストールするとダッシュボード画面を作成できます:
@flowfuse/node-red-dashboard
Webブラウザで表示できるダッシュボード(Dashboard 2.0)を作成するためのノード集です。グラフ、ゲージ、ボタン、スライダーなど、様々なUIウィジェットが含まれています。
インストール方法: パレットの管理 → ノードを追加 → 「@flowfuse/node-red-dashboard」で検索 → インストール
💡 次に学ぶべきトピック
基本ノード(inject, debug, change, switch, function)の使い方
HTTPリクエストの送受信
MQTTを使ったIoTデバイスとの通信
Dashboard 2.0でのUI作成
JSONデータの操作
Functionノードでのプログラミング
🚀 準備完了!
Node-REDの世界へようこそ!ビジュアルプログラミングで、IoTアプリケーションや自動化システムを作成してみましょう。
📗 追加リソース
このガイドは2025年1月時点の情報に基づいています。
最新の情報は公式ドキュメントを参照してください。